過去のFF14にはこんなこともあったんだよ~と知らない人に向けて思い出話をしていきます。
私視点のお話になるので、人によっては違う体験をしていたという場合もあると思います。
いちユーザーの過去話ということで、ご了承ください。
かつてのFF14には、命中というサブステータスがありました。
現在あるダイレクトヒットというサブステータス。
これは、パッチ4.0で命中が廃止されるにあたって置き換えられたものです。
なので昔はダイレクトヒットの代わりに、命中という非常に重要なサブステータスがありました。
今回はこの辺りのお話をしていきます。
名前から想像できる通り、命中が足りていないと敵に対して攻撃にMISSが出るというものです。
これ、単にその攻撃が当たらないというだけでなく、コンボ条件がクリアされないという、見た目以上にえげつないものです。
戦士で例えると、ヘヴィスウィング!→メイム(MISS)となるとシュトルムブレハはコンボが成立しません。
もし枠が光っていないのに気付かずそのままブレハを撃ってしまうと、威力はヘヴィスウィングより低い上に、コンボボーナスによるバフ(当時は敵へのデバフ付与でした)が付きません。
相当なDPSロスです。まさに痛恨のミス。
これがIDや、蛮神、レイドと敵が強くなるほどに必要な命中が増えていくのです。
攻撃が当たらなければ火力も糞もない、そんな状態なのでパッチ毎に自分がどの敵にまで挑戦するのか、そしてその敵の必要命中力に合わせて食事やマテリアで補正する。そんな感じでした。
レイドに挑戦するような意識の人たちは、必要命中を確保するということを当然のようにしていましたが、ライトな人たちは知らない人も多く、これが当時は全体的に火力が低かった原因のひとつだと思います。
「FF14 バハムート 命中」などで検索すれば、当時の数値を載せたサイトやロドストが今でもたくさん出てきますよ。
そしてこの敵ごとの必要命中、めちゃくちゃ面倒なことに、敵の正面か、側面か、背面かによって必要数値が違うのです!(物理攻撃のみ。魔法は方向関係なく一律固定)
正面がもっとも必要命中値が高く、側面、背面、魔法の順に命中が必要になります。
タンクは当然正面必中を取ります。
近接DPSは側面まで取れればいいかな~で側面必中までしか取らないと、ふいに範囲を避けたりして正面に行くと攻撃にMISSが出て、しかもコンボが繋がらないともう一度コンボの頭から攻撃する羽目になり、捨身中にサージフルスラが間に合わなくなって泣いたりするわけです。
当時はトゥルーノースなどの便利な方向指定解除スキルはありませんでした。
アニマウェポンの製作途中のSS。命中が載っているSSがこれしかなかったです。 |
タンクやDPSの装備にはサブステータスとして命中がついてる部位もありましたが、ヒーラー装備には命中は一切ついていません。これは今のダイレクトヒットもそうですね。
なのでヒーラーで命中を確保しようとする人は、新式を用意してマテリアを限界まで積む必要がありました。
今は交換装備にもマテリア穴は2つありますが、当初は新式装備にしかマテリア穴がなかったんですね。これは現在でもガーロンド装備などを見た際に気がついた人もいるかもしれません。
着弾威力のないデバフは必中という仕様があるので、バイオやコンバスなどの着弾ダメージのないDOT攻撃は必ず入れておいて、あとはMPに余裕があれば攻撃。でも結構外れる。そんな感じでした。
レイドレース勢なんかは当然のようにヒーラーでも命中を取っていたと思います。
でも私のような後追いレイド勢では、命中初期値ヒーラーもざらにいました。
(恐らく新生の頃のみ。蒼天からはヒーラーもレイドやるなら必中が前提だったと思います)
この結果、レイドにおいてのヒーラーは回復が本分で、火力は二の次であるという以前の風潮が出来上がるわけです。
現状の、回復は最低限にしてできるだけ火力を叩き込むという雰囲気とは少し違いました。
そもそも普通にやって命中がとれないという仕様上、レイド全体の必要火力もかなり今よりは低かったはずです。
人によって装備構成がバラバラな時代でした
安全を取って正面必中まで取りにいくか!側面までで限界まで火力を高めるか!
必要命中値を決めたら、どういう装備構成にすると無駄なく強いか!
マテリアで命中を取るか、装備に元からついてる命中で取るか!
そういう意味では装備に関しては、昔のほうが個性はあったのかもしれません。
今の装備構成は最適解が存在し、それ以外の余地がないのでつまらない、そういう人がいるだろうことも理解はできます。
ですが、やはりMISSが出るというのはなかなかのストレスになるということ。
FF14はライトな人も楽しめる方向を目指していることを考えると、命中廃止は妥当だったのではないかな、と思います。
2015年3月16日のSS |
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