特別支援学級入れませんでした

2021/12/24

発達障害児育児

t f B! P L

子育て記事は、産前からちゃんと順を追って書こうかなとか考えてましたが、とりあえず今の気持ちを吐き出すために書き残しておきます。


うちの子は発達障害(自閉症)、小児欠神てんかんがあります。
どちらもかなり軽い部類だとは思うのですが、やはり特性による"ちょっと普通とは違う"部分があり、特にコミュニケーションに難しさがあります。
そんなわが子も来年は小学生。
就学に向けて、いろいろとやってきたんですよ。
発達検査の結果、IQが112と高く出たため、希望する特別支援学級は難しいかもしれないと各方面から言われました。
うちの子は記憶力がよく、理解力も高いので慣れてしまえば通常学級でも大きな問題はなく過ごすことができると私も思います。
でもそれは、慣れた結果での話です。
一度にたくさんの変化が起こる就学のタイミングは、どんな子でも気を使ってあげたいものだと思います。
変化に弱い自閉症児は、それが通常よりずっと負担になってしまうこともあるようです。

うちの子は視覚優位が強く、聞こえることより見えるもののほうに注意が逸れてしまいがちです。
教室って、めちゃくちゃ視覚情報が氾濫してるじゃないですか。
先生、クラスメイト、黒板、時計、全面に貼られた掲示物、窓の外の風景、廊下を通る人、ロッカーの中身、引き出しの中身、教科書、ノート、ひとりひとりの机の上の文房具。
園時代にもいくつかはもちろんありました。でもうちの園は幸いなことにものすごく柔軟に対応してくださって。
部屋のロッカーにおいてあるおもちゃなどは、上からカーテンをかけて見えなくしてもらったり、靴箱もロッカーも一番端を使わせてもらったり、着替えや荷物の片づけなどの気が散りやすい作業をするときは、パーテーションのようなもので区切った小さなすみっこスペースを作ってもらい、そこへ行ってすることであえて見える情報を減らして集中しやすくするなどの対応を、特に年少の間はしてもらいました。
年長の現在では靴箱ロッカーの一番端を使わせてもらう以外はしていません。
それは最初の対応があった上で、園での生活に慣れてきたおかげで対応策がなくてもうまくやれるようになってきた訳です。
年少の時はうちのクラスだけ園児20人ちょいに先生3人いましたからね…(うちの子以外にも対応が必要な子が複数人いました)。本当に助かりました。

小学校の通常級でここまでの対応をお願いすることはかなり厳しいのではないかと思っています。
担任以外にサポートの先生がつくかどうかも、クラスの人数によって変わるので確実ではないそうです。
いきなり今までと全く違う環境に放り込まれて、おまけに長時間じっと座っていないといけないわけです。
これまでとはおそらく周囲の目というか、反応も違ってくるでしょう。
本人にとって多大なストレスがかかることは目に見えてるんですよね。
ダメだったら支援級に移動すればいいという話もわかるし、システム的にできることもわかってはいるんですが、それだと"うまくいかなかったから"というのが本人の印象に残ってしまうことを私は心配してるんです。
記憶力の良さが、悪い記憶をずっと引きずってしまう可能性があるので…(出先のトイレのハンドドライヤーにおびえて、それ以降外のトイレに入ることすら強い拒否を示した時期がありました)。
だからこそ、はじめから情緒の支援学級を希望していたのですが、この度の教育委員会からの通知は、通常級との判定でした。
就学相談会にも行きましたし、小学校の見学に行って教務主任の先生に状況を伝えて、小学校の校長先生とこども園の園長先生に支援級がいいだろうとの見解を教育委員会に提出してもらったのですが、それでもダメでしたね。
他の県ではどうかわからないのですが、どうやらこの判定を覆すのはほぼ不可能なようで。
最初に説明を聞いたときは教育委員会と保護者とで合意形成を…みたいな話だったのに、かなりな一方的な通告でちょっとショック受けてます。

私がびびりすぎなのかもしれないとは思っています。
何しろ私の小学校の記憶というのが学年10人の超田舎で、先生の目も届きやすいし、誰が何してても、あぁあの子はそういう子なんだって理解しやすかったというのがあります。
1学年に4クラス5クラスあるような大きな学校がもう想像もつかなくて。

やれることをやっていくしかないとは理解していますが。
幸いにも校長先生も理解のある方で、給食だけど偏食対応に弁当持参や、事前に見通しを立たせるために入学式前日に体育館に入ってみるなどの対応は可能ということで。
ただ、小学生にもなると、"特別扱い"がどんな風に見られるのかという悪い予感がないわけではなく。
遠巻きにされてたとしても気付かずぐいっと入っていっては気分でふらっと離れていくような娘なので、友達付き合いが不安しかないんですよね…。
私の子どもの頃よりも、人はひとりひとり違うものだ、違ってて当然だ、そういう子もいる、それだけのことなんだという意識が根付いていればいいな…(田舎特有の同調圧力がどうにも受け付けなかった人間の嫌な記憶)。
人数が多いほどいろんな人がいて当然なので、そういう意味では田舎よりいいのかもしれませんね。もちろん一長一短でしょうけど。

なんにせよ、本人が小学生になるのを楽しみにしている。今はそれが幸いだなといったところです。

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